愛知県の愛西市にある大きな川と大きな川の間にある
この川と川の間にある場所。
ここは一級河川の長良川と
同じく一級河川の木曽川の
この二つの川に挟まれた場所に作られたのは
船頭平閘門(せんどうひらこうもん)と言って
二つの川を結ぶ大事な役割をしているのです
その船頭平閘門をもなちゃんと散歩しながらここの過去と船頭平閘門の重要性をわかりやすく解説していきます
木曽三川とオランダ人
木曽川(一級河川)長良川(一級河川)揖斐川(一級河川)が混ざり、もつれあうような水流をしていた為、川なのに波が激しい洪水地帯でした。
洪水が頻繁に起こるため農民達は困り果て遂に餓死する農民まで居ました
そこで1人の男性がその窮地を救ったのです
それが当時世界一の土木技術を持っていると言われたオランダからきた人物でした。
オランダ人の土木技師、ヨハネス・デ・レーケが日本全国を北は信濃川から南は筑後川まで色々な場所で工事に携わり
その中の一つがこの3つの河川の治水工事です
3つの川は土地の高さも流れの速さも違うため
川の流れそのものを変えてしまうしかないという結論を出しました
その結果三つの川が混ざり合うことは無くなり洪水被害が激減するという結果になりました
川と川を渡る水のエレベーター
そして川と川を行き来しやすいように
長良川と木曽川という
川の水位差の激しい両河川の間に
船を通る場所を確保するためこの船頭平閘門を作りました
閘門とは?
代表例で言うとパナマ運河です
水のエレベーターのように水位差のある場所を行き来しやすいようにします
1階から2階へ行く為にエレベーターの中に入りドアが閉まり密室を作ります。
密室の中で水の量が増えてドアが開くとそこは2階という方法です
逆も然り
2階からエレベーターの中に入り
ドアが閉まり密室を作り
水の量を減らして1階へという方法が
木曽川と長良川の間に作られたのが船頭平閘門なのです。
水のエレベーターのおかげで
川から川へ移動する際海にまで迂回しないといけなかったのが
この船頭平閘門のおかげで物資輸送が格段に速くなりました
現在も使われている珍しい場所
そして今では漁船や個人用のレジャーボートなどがそこの閘門を活用していて今も生活を支えて要る場所なのです
現在も一日数回運が良ければ閘門に船が入る姿を見られるかもしれません
現在船頭平閘門の周りを囲むように公園があり治水工事をしたヨハネス・デ・レーケの銅像が立ち
初夏にはハスの花が綺麗な花を咲かせて心を和ませてくれます
洪水被害が多発なこの土地を再利用するには最適な公園となっています
↑もなちゃんが船頭平閘門をお散歩している動画もあります↑
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