愛知県の三河地方に伝わる三州瓦

愛知県高浜市

そこに少し変わった公園があります

森前公園という公園は地面からオブジェまで全て瓦で出来ているのです

高浜氏は元々瓦の産地でそのため町のPRのために作られた公園なのです

今回そんな公園を旅する猫のもなちゃんとお散歩しながら三州瓦とはなにか解説していきたいと思います

三州瓦とは

三州瓦は全国で最も生産量が多く、年間瓦生産量の約60%を占めます。

屋根などに多く使われていて

色々な特徴を備えている便利な瓦なのです

三州瓦の三州とは三河地方の事を言い、矢作川では質のいい粘土が取れる事から瓦の生産が盛んになりました

メリットとデメリット

ここでは三州瓦のメリットとデメリットを紹介していきたいと思います

メリット

・耐久性

瓦は他の陶器と同じく焼き物です。高温でしっかり焼き上げられた瓦は強度も強く屋根材にうってつけの耐久性があります。縄文時代の土器などが今も残るように屋根瓦もいつまでも残る強さを誇っているのです。

・耐水性

陶器の湯呑みや茶碗をイメージして頂けるとわかりやすいですが、耐水性は文句なしです。乾くのも早いのでカビの心配もありません

・耐火性

三州瓦は高温で焼き上げられるので不燃材としても使用されるほど耐火性は抜群です

・耐寒性

三州瓦は凍結による破損を防ぐための対策がされていて、寒冷地でも屋根材として使えるよう工夫がされています

・断熱性

三州瓦に限らず瓦屋根は通気性がよく、断熱としての効果はかなり高いと期待できます

デメリット

・耐震性

瓦というのは重い分、地震などで心配な部分はあります。なので施工の段階で耐震補強をしっかりとしていないと潰れてしまう可能性があります

・コケ

瓦屋根は長い時間が経つとコケが生えます。

環境によって出来やすい環境がありますので注意が必要です

日本三大瓦

三州瓦は日本三大瓦の一つで特に国内の約70％が三州瓦で占めているのです

森前公園

かわら美術館前にあり、瓦を波模様にちりばめていて海の雰囲気を表現しているそうです

高浜の陶芸作家による「水の生き物」をあしらった瓦が床や壁に埋め込まれている

三州鬼師作のランプシェードがあり、夜は幻想的な空間になります

 

森前公園の駐車場は？

森前公園は28台ほど止めれる無料駐車場があります

ぜひここにしかない瓦庭園をお楽しみください

 

旅する猫のもなちゃんが森前公園をお散歩する動画もあります