鬼瓦ってご存知ですか?
某有名人の一発ギャグにもあるこの鬼瓦なんですが
実際は疑問が多い人も多いと思います
置いてあるの?飾ってあるの?
何のために?などわからないことも多い方に
今回旅する猫のもなちゃんと一緒に鬼師の町とも呼ばれている愛知県の高浜市をお散歩しながら鬼瓦とはなんなのか解説していきたいと思います
鬼瓦とは
鬼瓦とは建物の屋根の端などに設置してある鬼の面のような形をした装飾品です
鬼の面以外にも獣の面など鬼じゃなくても鬼瓦と呼びます
魔除けや厄除けの効果もあり、恐ろしい形相で睨みつけて悪いものを寄せ付けないという意味があります
鬼瓦のルーツ
実は鬼瓦のルーツは西洋文化からやってきているのです
日本が縄文時代で石の槍などで狩をしていた時代に西洋のローマ帝国では領地拡大により大帝国となっていました
その頃のルーツが実は鬼瓦に伝わるルーツなのです
西暦でいうと50年から300年程の頃にシルクロードを越えて中国へ伝わりそして日本に伝来してきたのです
メデューサが魔除け
古代ローマ帝国では建物の入り口の上にメデューサの首を設置することで魔除けや厄除けとして使われていました
なぜメデューサの首が設置されているかと言いますとこれには神話の話が深く関わってくるのです
神話でのメデューサは髪の毛が毒蛇でイノシシの歯に、黄金の翼がついていて
彼女を見たものは石化するという皆に恐れられた怪物でした
今まで誰も倒すことが出来なかったメデューサをペルセウスという青年がメデューサの首をはねます。
空飛ぶ靴を履いてメデューサの首を持って帰宅する途中でエチオピアの上空を通った際に1人の女性が鎖で岩に括られているのを発見します
その女性の名はアンドロメダといい、話を聞くと、今からクジラの化物が襲いにくるので私が生贄となるのです
とアンドロメダは悲しそうに言いました
そして大きなクジラの怪物が現れた時にペルセウスは倒したメデューサの首をクジラの方に向けるとその首だけになったメデューサの石化の効果が発動して、大きなクジラの化け物は石となったというお話です
その神話に基づいて建物の入り口の上にメデューサの像を置いて神話で大きな化け物ですら石化させる効力があることを魔除けや厄除けとして使われていたのです
その話が中国に伝わり奈良時代の中国伝来の際に伝わったとされています
日本ではそのような化け物は鬼とされていたことから鬼の面をした鬼瓦として今でも伝わっているのです
鬼瓦の産地
鬼瓦は瓦が作られている場所が産地となります
日本三大瓦と呼ばれているのは
愛知県高浜市を中心とした三河地方で作られている三州瓦
島根県江津市を中心とした石見地方で作られている石州瓦
兵庫県南あわじ市を中心とした淡路島で作られている淡路瓦
この3箇所が日本三大瓦としてシェアのほとんどを占めています
鬼師
繊細な技術を要する鬼瓦を作る職人を鬼師と言います
愛知県高浜市には美人鬼師と呼ばれている女性の職人が複数存在して注目を浴びています
三州瓦の鬼瓦
三州瓦で作られる鬼瓦は主に国の重要文化財などにも設置されていて
知恩院や平安神宮、天竜寺や熊野神社など
その他は歌舞伎座や彦根城などの鬼瓦も三州瓦の鬼瓦で作られているのです
鬼瓦の種類
鬼瓦にも様々な種類があって、小さいものは実はストラップから存在するんです。
ストラップから家の上に設置するタイプまで様々ありますので
皆様のお家や環境にあった魔除けの設置を考えてもいいかと思います
鬼師の町と鬼滅の刃がコラボ
鬼滅の刃という漫画が映画化されたことをきっかけに愛知県高浜市では鬼師の町としてコラボしています(現在はコラボは終了しています)
その時細部までこだわり彫られた三州瓦を彫って作られた鬼滅の刃に登場するキャラクター達の瓦が現在も
市地域交流施設たかぴあにて展示されていますのでどなたでも無料で見ることが可能です
旅する猫のもなちゃんが鬼師の町をお散歩する動画もあります
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