先住猫りあん君の独壇場
今の家に引っ越してきて
1ヶ月ほど経った時でした
夜中の大運動会をしていた
元気印の猫りあん君オス2歳
その日も激しく部屋の隅から隅まで走り回っていました
テンションが上がるととにかく猛ダッシュしたくなるりあん君にもう寝るよー!と言って電気を消し、寝ようとしていました
りあん君も部屋の電気が消えるとどれだけテンションが高くても
もう終わりかぁ…と運動会は終わります
小さな猫の歌
静まり返った部屋の中りあん君がいつものように腕枕をねだりにベッドへ来た時のことだった。
ニャー…
ニャァア
りあん君では無い子猫のような鳴き声が外からしました。
慌てて玄関を開けると
そこには小さな猫がお座りをしながらこちらを見ていました。
パニックに一瞬なりながらも玄関のドアをもっと開けてみると
トコトコトコ…
お家の中に入ってきました
私の家はマンションの2階でオートロックとかは無い変な話セキュリティゆるゆるなマンションで同じ階には8世帯住んでいます
そんな中私の家の前でこちらを見ていた小さな体格の猫は今私の家の中で私の足にスリスリしながらゴロゴロと喉を鳴らしているのです。
りあん君のご飯を与えてみるとお腹を空かせていたのかぺろりと全部食べ切りまたごろごろ言いだして甘えてくる猫。
これがこの子との出会いです。
すぐに飼い主が見つかるだろう
次の日警察に猫を拾ったことを伝え、遺失物という扱いで飼い主からの連絡を待つことにしました。
更に保健所でも届出を出し、病院で病気の確認もして貰いました
1歳ぐらいの女の子
体重は2.3kgだけどこれが標準体型なので小柄な女の子ということでりあん君が4.5kgなのでほんと半分くらいの重さの猫だったのです。
懐っこい事と毛並みが良いことから野良になっても1日ぐらいでどこからか逃げてきちゃったんじゃないかな?
との見解でした
そして家族になりました
りあん君ともなちゃんはまぁ仲が良いとはお世辞にも言えませんが一緒に過ごす分には問題の無い仲が続き…
そして3ヶ月が経ち、もなちゃんの所有者が法律上私ということになったので改めて家族として引き取ることになりました。